カンボジア絵本プロジェクト:

デザインで国づくり支援

カンボジアではポルポト政権時代に多くの知識人が虐殺され書物は焼かれてしまいました。カンボジアの識字率は76.3% 世界183国中133位と低く、この識字率の低さはカンボジア発展の阻害要因の一つにもなっていると指摘されています。このような状況を改善するためにTZU DESIS Labは、カンボジアメコン大学の大矢千穂子准教授と協働し誰でも好きな時に絵本をインターネットから無料でダウンロードして読むことができるクメール語の電子絵本を制作することとなりました。カンボジアの絵本の多くは、外国から輸入されたものや海外の慈善団体から寄付されたものが多く、カンボジアの社会や文化に合ったものがないのが現状です。またカンボジアで制作されていても絵本の絵が非常に怖いものが多く子供たちを怖がらせてしまうので中々絵本を手に取ってもらえません。本プロジェクトでは、カンボジアの子供が自国の文化を楽しく学びながら読み書きができるようになる絵本を制作することを通してカンボジアの国づくりに貢献することを目的としています。またカンボジアメコン大学の学生に彼らの祖父母から昔聞いたお話の聞き取り調査をして集めてもらい、それらを絵本化するプロジェクトも進行中です。おばあちゃん、おじいちゃんたちが昔聞いた童話の記憶を絵本として記録することによって次世代に伝える地域文化の持続可能性にも貢献していきます。